みなさんどうもあづくんです。
今回はサドルのお話でもしようかと。
みなさんはショートノーズと呼ばれるサドルをご存じでしょうか?
まぁ簡単に言うと通常のサドルに比べて、長さが短く横幅が広い形状のサドルのことです。
巷ではけっこう流行っていたらしく、ミーハーなあづくんもその見た目の良さに惹かれて購入しました。
そんなショートノーズサドルに乗って先日浜名湖一周サイクリングにチャレンジしてきましたので、
凡人サイクリスト目線でショートノーズサドルのインプレでも書いていこうかと。
先にさらっと感想を言っておくと
「ガチ勢向けとか言われてるけど、100kmくらいなら凡人でも全然乗れるよ。」
ていう感じですね。
詳しくは下で書いていきたいと思います。
レース向け?なショートノーズサドル
そもそもこのショートノーズサドル、トライアスロンでよく使われていたようです。
というのも上にも書いたように形状が短く幅広なショートノーズは、前傾姿勢とりやすい位置にサドルを調整しやすんです。
しかしながらその極端な前傾姿勢というのはロードレースではあまり受け入れられなかったのか、ロードバイクに付けるというのはあまりなかったようです。
ところがどっこい最近ではけっこうショートノーズブームがロードバイク界では巻き起こっています。
火付け役は有名メーカースペシャライズドが開発したパワーサドルというショートノーズ形状のサドルです。
実際にプロの選手もこのパワーサドルを使っていることもあり、瞬く間に流行していったのではないかと。
そんなショートノーズサドルは一体何がいいのか?
メリットは先ほども書いたように、通常のサドルより前傾姿勢をとりやすいこと。
ノーマル形状のサドルだと、深い前傾姿勢を取るにはサドル前方に座る必要がありました。
しかしこれだとサドル先端の細い部分に座ることになり、痛みなどが生じる可能性がありました。
それがショートノーズだと、セッティングの段階でサドルを前方に位置付けることができるため、
前傾姿勢を取る位置に座っても、しっかり座面の広いところに座ることができるのです。
それゆえにデメリットは前傾姿勢を取ること前提なので負担が大きくなること。
言われてみれば当然なのですが、そうなります。
特に長時間乗ることもあるロードバイクでは、前傾姿勢を長くとることは結構な負担です。
その分パワーを使ったペダリングができるのも事実ですが。
という特徴もあってか、ショートノーズサドルはどちらかというとレース志向、ガチ勢向けと書かれていることが多いです。
まぁそもそも何のためにショートノーズが開発されたのかを考えれば納得です。
僕みたいなサイクリングをするだけ、ポタリングメインという凡人には絶対必要かと言われればそうでもない気がします。
けどね、言わせてください
かっこいいから、付けたいやん。
そうなんです、それだけなんです。
見てみてください、このフォルム。かっこよくないですか?
この短くてコンパクトになった感じ、渋くないですか?
結局のところは趣味なのです。プロと違ってお給料をもらってるわけではないのです。
なら自分がかっこいいと思うカスタマイズして乗りたいじゃないですか?
なので買ったんです。
まぁ僕の場合はノーマル形状のサドルでは前の方に座ってしまう癖があったので、
そういう意味でも購入する意義はあったかと思います。
ちなみにこちらは以前使っていたノーマルのサドルになります。
フィジークのショートノーズ、ARGO VENTO R1
ということで僕が購入したサドルはフィジークのARGO VENTO R1というモデル。
フィジークはショートノーズサドルとしてAROGOを出していて、
その中でさらにレース志向のVENTO、サイクリング向けのTEMPOをラインナップしております。
なので僕が買ったのはどちらかというとレース向けモデル、そしてカーボンレール仕様のR1を購入しました。
サイズ幅は140mmと150mmの二種類があり、僕は前者を選択しました。
重量は公称値で179gです。
つまりこの後の感想は
凡人サイクリストがショートノーズサドルの、しかもレース志向モデルを100km近く乗ってみての感想
と理解してください。
購入を検討している方には中々いい感じではないでしょうか。
実際に100㎞近く乗ってみた
以前に浜名湖一周サイクリングにチャレンジしてきたときに初めて本格的にショートノーズサドルを体験してきました。
まず座ってみた感覚は
しっかり座れているような気がする。
という感じでした。
やはりこれは、ショートノーズサドルそのものが座面が幅広に設計されている影響なのか
今までのサドルに比べて安定感がある感じがしました。
ただ今回購入したサドルは幅が140mmと、今まで使用していたセライタリア製のサドルと
そこまで大きく差はないはずなので、これはフィジークの元々の設計によるものなのかもしれません。
ちなみにサドル長が短くなることでのペダリングへの影響は素人感覚ではわかりませんでした。
以前チャレンジした富士いち140kmでは、走行後に股の辺りが赤くなっていて軽い股ずれ状態になっていたのが
今回のハマイチ110kmではそこまで酷くなってなかったのが唯一感じた違いですが、
この違いも自転車が違えば、走行距離も違うので一概にサドルの違いとは言いにくい感じです。
前傾姿勢を取りやすいというメリットがどのように影響するか
これについてはそこまで体への負担を感じることはありませんでした。
まぁポジショニングの問題だと思います、そこまでガチガチの設定にしてないので。
そして最後にお尻が痛くなるかどうか、について書いていくのですが
こちらはサイクリング序盤は特に感じませんでした。
ARGO VENTOはレース志向で硬めのサドルゆえにお尻の痛みは心配していたのですが
実際に痛みが出てきたのは70km~80km辺りから我慢できる程度のものででした。
はたしてこれが正しいのかどうかはわかりませんが、今まで使用していたサドルでも
100km近くのライドだったら多少なりとも痛みがでていたので許容範囲かなという印象です。
どうせ同じくらいの痛みの出具合だったら、見た目かっこいいのに乗るほうがいいでしょう。
まとめ
サイクリングど素人のショートノーズサドルへの意見としては
マジかっこいいから、そこまで座り心地気にしない人なら買っちゃいなよ
という感じですかね。
とはいえ普通のサドルとは形状も大きく異なるので、今使っているのが座り心地抜群
という人はあえて買う必要もないのかなと思います。中々自分に合うものってないんでね。
逆にサドル選びに迷走してしまっている方、そこまでサドルの座り心地をシビアに考えていない方には
なかなか面白い選択になるのではないかと思います。
見た目重視ならいいよ!一見の価値ありだよ!
ということで、サイクリングど素人がつらつらとショートノーズサドルについて
語ってみましたとさ。
それでは!!